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2011 遊撃隊レポート 楠 大和

2011年11月15日から予定していた第九次瀬戸内カヤック横断隊での航海が延期となり、

空いた時間を使って、どこを漕ごうかと考えた。

ソロで松山市の北条から忽那諸島を漕ぎ、祝島を目指すか。

先輩の村上さんと福山市の田尻へ向かい、本州本土から四国本土の往復ルート開拓をするか。

どちらも魅力的で、陸路の移動手段もある。


普段はソロで漕ぐ事が多いし、忽那諸島は何度か漕いだ事があるので、

今回は漕ぐチャンスが少ないフィールドと、ペアで漕げる福山市の田尻を選択した。

村上さん、ありがとうございました。


11月14日(月)

仕事を終わらせて、夕方から福山市へ出発。

松山市から車を3時間走らせて、芦田川河口の近くのスーパーで村上さんと合流した。

食材は前日に買っていたので、スーパーで酒のツマミだけ買って出艇場所である田尻へさっさと移動した。

村上さんのおかげで安心して車を置けて、カヤックも出しやすい場所にこれた。

二人で天気予報を確認し、おおよそのルートを決めた後、

村上さんはカヤックへ荷物をパッキングする。

僕は車の中でビールを飲みながら海図を見て、早めに寝た。



11月15日(火)

朝5時に起床。

朝食は簡単にオニギリと野菜ジュースを飲んで終了。

僕は早朝にカヤックへ荷物をパッキングした。

道具の準備は横断隊で漕ぐ時とほぼ同じで、変わったのは少しの着替えと食料と水分の量ぐらい。

今回は日数が少ない分、空いた食料スペースへビール350缶を18本突っ込んだ。

夜は焚き火の側で宴会をしながらのんびりしたいし。

第九次の横断隊では必要装備が変わるとイメージしながらパッキングした。

暗い中でさっさと準備をすませ、太陽が上がる頃に出艇する。

穏やかな天候が急変したり、アクシデントもあるかもしれない。

明るい時間に、今日の目的地まで安全に漕ぎたいものです。


田尻の浜から仙酔島、走島、宇治島と漕ぎ進むと、第六、七、八次の記憶が甦った。

霧でコンパスを頼りに漕いだことや、追い風でサーフィンしながら漕いだこと。

ベタ凪の海を歌いながら漕いだことや、上陸した島に野生の孔雀がいたこと・・・。

まあ・・・色々と思い出を振り返りながら漕いでいた。


宇治島から六島へ向かう途中、今まで追い風、追い潮に乗って進んでいたのが

だんだん進みが悪くなり、パドルが重たくなった。

潮が逆になったのだ。

この辺りは瀬戸内海の分水嶺 辺りなので、潮流の顔もいろいろ違う。

この感覚は何度か漕いで経験しないと分かりにくいと思う。


六島の南側の浜へ上陸して天気図の確認をして昼食をとった。

ここの浜は横断隊でも野営ができる快適な場所だった。


六島から荘内半島の間に本船航路があるが、愛媛側から来る二隻の大型船を確認できた。

通す為に待っていたが福山側からも一隻現れた。本線へ合流する船だ。

大型船のラッシュに緊張感が高まる。

大型船が僕たちの目の前を確実に通るのを見届けてから漕ぎ出した。

ここで天気が急変して、風が吹きだしたら・・・本当に最悪だと思った。


荘内半島の東側の岸を漕いでいると、自然がたくさん残った景色があった。

のんびり漕いでいて気持ちも良く、見応えのあるフィールドだと思う。


粟島の西浜へ野営場所を決め、14時半前に早めの上陸をした。

もし、明後日の天気が悪い予報でも明日のうちに田尻の浜へ帰れることも頭にあった。

高松から漕いでくる2人の先輩達(高松隊)の事も気になっていたが、

(あ、僕らは鞆隊となっていた。)

特に待ち合わせ場所も決めていていなかったので、

明日にでも合流できたら良いかなっと思っていた。(自遊だ!)

僕達が上陸する頃、高松隊は向かい風に苦戦しながら、瀬戸大橋近くまで漕いできていた。


上陸して民家から離れた場所で野営の準備をした。

流木もたくさんある広い砂浜、ここも横断隊で野営しても、めちゃ良いなと思った。

暗くなりテントを張り、焚き火をしながら2人で宴会をし、20時半には猛烈な眠気に襲われて・・・

寝た。ぐぅ。

22時頃、内田隊長から電話があった。

隊長「もう寝てんの??だっせーなぁー(笑) オメーら男二人で・・・テントは別だよな・・・。

高松隊との合流は? じゃあなーガハハハハー」

おーーー、かなりの酔っ払いぶり?と思いながら、

また寝た。ぐぅ。



11月16日(水)

5時前に目が覚め、朝飯を食べながら天気予報を確認した。今日も安定しそう。

微風の東風と逆潮となる。

二人でルートを決めた後、7時半ごろ出艇。

粟島の北側を回り込み、志々島の南側を漕ぎ、亀笠島の南側を漕ぎ、海から見える海岸寺へ到着した。

村上さんは、前からここへ来てみたかったと言っていました。

上陸して歩きながら周りがどんな感じか見た。

トイレがあり、焚き火のあともあった。

海岸寺へお参りをしにいくと、そこから見える瀬戸内海の景色は、とても良かった。

村上さん、シーカヤックツアーの企画が生まれそうな予感ですね。


高見島の南を目指して漕ぎ出すと、僕の携帯がなり、なんとKOMPASの社長からでした。

社長「おーい。今、電車から見えてるよー。ちゃんと漕いどるなー。じゃあ楽しんで!」

用事で本州へ向かう電車の中から、フラッグが付いたカヤックを海上で発見したと。

なんというタイミング。天気も良かったし、よう見えたんですね。


高見島の西を漕ぎ、本船航路を横断し、小島、佐柳島の東を漕いだ。

この辺りも野営に良い所があり、景色も楽しめる。


15時、先に到着していた高松隊と合流。大島へ上陸して野営した。

島は大きくないけど大島という名前である。

ちなみに、海図では島の真ん中が繋がっているけど、カヤックなら満潮で通れると思う。

4人で野営をするには十分な場所だ。しかも景色が良すぎる。

良い夕日を見ながらビールを飲み、4人で宴会をした。

夜、赤塚くんが電話をくれた。

赤塚君「そっちはどうですかー?明日からの天候を考えると・・・祝島経由はキツイでーす!」

久しぶりに話が出来て、元気そうで良かった。また、漕ぎましょうよ。

その後も綺麗な月を見ながら飲み、良い時間に寝た。



11月17日(木)

天気は晴れ。少し北東の風が強くなってきた。

出艇の準備をしていると、ヤギが現れた。こういった動物の出会いは嬉しいし、テンションが上がる。

潮が引いて浜を見ると、FRPカヤックには厳しい尖った石ころだらけでした。

7時半ごろ出艇。

北木島の西を漕ぎ、9時半ごろ白石島の民宿はらだへ到着。

原田さんは仕事で留守だったのが残念だったが奥さんが出迎えてくれた。

ここで早めの昼食をとり、ゆっくりした。

白石島を出発して、仙酔島の北を目標物と決めて海峡横断した。

またもや分水嶺ポイントを経験。

だんだん上がってくる北東の風で一気に漕ぎ進んだ。

横断途中にある福山港へ出入りする船の浮標辺りで、

高松隊はそのまま目標物の仙酔島を目指し、僕らはスタート地へ漕ぎ、お別れです。

五福さん、植村さん、ありがとうございました。


12時30分に田尻の浜へ上陸して終了。村上さん、ありがとうございました。


漕いだルートです↓



今回、初めて漕ぐルートがあり、いくつか横断隊で野営ができる場所も発見できました。

そして、ナビゲーションの経験、視える所からの判断力の向上を意識しました。

なにより海と島の美しさを楽しめ、自分がシーカヤックで旅ができる環境に感謝しました。



さあ 2012年3月11日からの第九次瀬戸内カヤック横断隊も よき旅が出来ますように。


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2003年第一次瀬戸内カヤック横断隊からの記録を掲載しています。

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