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2012第九次瀬戸内カヤック横断隊レポート 植村 泰久

第九次瀬戸内カヤック横断隊 植村隊士レポート

今年の横断隊は色んな出来事があり2月に延期になり、最終的に3月11日出発17日祝島ゴール 3.11は奇しくも東北大震災の日あり。
多くの命が奪われ、また多くの人々が被災された。1年が経った今も、いまだに復興も原発収束の目途も立たず、福島原発で苦しんでいる人たちがいる。
被災された横断隊士もいて、その日はその地を離れられないとのメッセージがあった。彼女から復興の第一歩の証・無念さの思いが詰まった。
『山田の牡蠣くん』が横断隊に届いた。一瓶の牡蠣をデッキに仕舞いこんで巡礼の船旅が始まる。
たくさんの仲間が野営地にサポート・振る舞い鍋を賜り、応援に駆けつけてくれた。本当に有難や海仲間・・・漕げない人たちの思いを胸に士気が挙がった。
集合日の少し前に坂上隊士から、参加の旨の連絡があり、急遽カヤック等の準備をした。本人は足が腫れ、痛みがひかない状態での参加決意のようだ。
医者からのゴーサインをまたずに豊島入りしてきた。前日の宴会ではあまり酒を飲まずにおとなしくしていたが、明日から船旅に不安を抱いたに違いない。
翌日の朝、痛みがひかず、隊に迷惑がかかると参加を断念した。じろうの思い・被災地の思い牡蠣くんを船霊として漕いで行こう・・・

今回も去年使用したニンバスのテルクワスポーツを使用した。第8次で初めて漕いだカヤックでその時は装備・食料をドッサリと詰め込んだことが仇になり
船足が遅く(カヤックに慣れていなく、パドリングの技術不足も大いにある) 今回は少しでも軽くしたいと準備をして、豊島入りした。
豊島 甲生の浜で続々と集まる海仲間との再会・懐かしさでビールを3本ほど開けたのがいけなかった。冷静にパキングができなく、積み残しがでた。
やはり浮かれてはまずい!!出発前から失敗である。船霊がシャンとしろ言っている。

初日、豊島の浜から出艇 大槌島を目指した。漕ぎ始めてぎこちなさを感じた。またしても失敗だ。
リンタロウ作のアクン1845 280cmを新調したパドルも今回初めて使うこともやっぱりまずかった。海上で取り替えようと思ったが、隊のスピード落としてしまう。上陸した大槌島チヌークに変えた。我ながら経験を生かす学習ができない性格!!情けない

大槌を出て、昼過ぎから西風が強く吹く予報だ!それまでにどれだけ西に進めるか時間と戦いが始まった。
村上さんと僕が先頭の両端でリーディングしながら、与島を目指した。
風はそこまでは強くなく、三列目の原さんに『これなら行けそう・・・』と声を掛けたが、彼は黙って、渋い顔した。
後を振り返ると、与島までの3分の1しか進んでおらず、彼はやばいと感じていたのだろう。
その後、北の渋川海岸に行くか、四国側行くかの意見が出たが、隊長の判断で大槌島に引き返すことになった。
帰りは半分の時間で浜に着き、その直後から風が吹き荒れ始めた。ウサギからシロナガス鯨に変身・・・
大荒れの海に化けた。判断が30分遅れていたら、大変なことになっていただろう。陸の時間とカヤック海時間の違いを思い知らされた。
海旅は絶対に安全が基本にあり、軸足は安全だと再認識した初日だった。
明日も大槌島で缶詰になる予感、直ぐに薪を集め火を熾した。雨がぱらつきはじめ、風は烈風と化し、砂が顔にあたり痛い、
まして3月の海は冷たく手の先が痺れ 濡れた手は乾かない、指先が痛くタバコに火をつけるのも一苦労する。おそらく海水温は7~8℃だろう
上陸用のフリースの手袋を忘れてしまった。ボーイスカウトの教え『備えあれば憂い無』を思い出した。冬季の海旅は陸上の手袋が必要である。
11月と3月の海はこんなに違い、厳しさ寒さと風との戦いであることを思い知らされた。
初めての参加の〇〇君は着衣も装備も準備不足で、焚き火の側で呆然と立ち尽くし『ガタガタ』と震えていた。低体温症気味のようだ、
直ぐに濡れたウエアーを脱ぎ、乾いた物に着替えるよう、忠告をした。テント設営を手伝ったが、買って初めての設営で手間取る始末!
僕も初めての横断隊ではやはりそうだった。厳しくも優しい先輩達は彼らには心強く、勉強になるだろう、次回は装備を整えて参加の決意のようだ。

翌朝は横断隊モード時間に起床したが、案の定 風は強く吹いており、風待ちを余儀なくされた。
お昼過ぎに、ビーテンさんがアナゴをもって陣中見舞いに来てくれた。北と南の潮が交差しており、なかなか操船には苦労している。ランボウがカヤックで
取りに行ってくれ、1年生のアッキーと糸井君が捌き、それを素焼きにしてみんなでご馳走になった。ビーテンさん毎度。毎度の差し入れ有難うございます。
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Author:瀬戸内カヤック横断隊
2003年第一次瀬戸内カヤック横断隊からの記録を掲載しています。

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