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2012第十次瀬戸内カヤック横断隊レポート 牛尾 健

第10次横断隊レポート        牛尾 健

はじめて隊に合流したのが確か第4次。
それ以来ずっと気になり遠征用の艇を買い、「いつか」全行程漕破!と考えていました。
ただその当時はお金も時間も無いような状態で「いつか」はいつになるのやらといった状態。1日だけや宴会だけの参加がいいところでした。

 そんな中、自分の仕事や家族を持っている「いい大人」が1週間もの日程を空けて集まり、自力で瀬戸内海を漕ぎ進んで遥か先の島を目指すということに何より魅力を感じ、20代半ばの自分にそれは理想的なライフスタイルに見えたし、みんながものすごく格好良く見えました。(普段の生活は知りませんが・・・)

そして、ぼんやり考えていた将来の事も何となくイメージできるようになってきてあれから6年。物心ついた頃からずっとやっているアウトドアを通して自分でガイド業も始め少し余裕もでき、横断隊も10年目という節目。
 正直、こんな距離は漕いだ事も無いし、今まで何をする時もほぼ単独行だったので集団行動やそそのペースについて行けるか、体調管理など不安だらけ・・・。さらに6年間あたためていた思いと学生の時以来の久しぶりの長期遠征へのワクワクなどで参加表明してからはかなりテンションは上がっていました。そして常に祝島をイメージし体調だけは万全にしたいと思い、夜は早く寝て休む、しっかり食べる、を最優先していました。

そんな事もあり今回は自分のペースを守り続けていたので今思うと少し反省しています。
次回は少し余裕が出るはず。そして課題も見えたように思います。


で、参加の主な理由はと言うと。
①釣りや魚突きで子供の頃から身近な存在の瀬戸内海をもっと知りたい欲求と技術的な事や判断力
②ガイド業を通してこれから自分が社会にメーセージを伝えていきたい事のヒントを見つけること

①潮や風を読んでルートを決める技術的な事と瀬戸内をメインに活動している方々との交流で少しはこの海の事が知れたように思います。特に情島への横断の判断はベテランの経験を感じました。正直あの人数であの状況だと行かない判断をするものかと思っていたし、祝島への道が断たれたか、今夜は風呂か。とまで考えていました。でもあの横断は一番印象に残る時間でもあり楽しい時間でもありました。津波島手前での素早いレスキューも勉強になりました。これも経験がない事なのでビビりながらも密かに隊の後方で対応を見ていました。

②普段は主に川でガイド活動をしているので川の視点で陸を見ているつもりですが、水は循環しているので海や山の視点でも見れるようにしておきたい。と大きな事を考えています。
 川も海と同様に昔は人や物が行き来するフリーウェイでした。僕のホーム四国吉野川も昔は河口から100キロ(全長200キロ弱の川です)ぐらい上流まで海から船が上がってきていたようで、川沿いの町は港町として存在していました。日本中にそんな川はたくさんありました。それがダムができ、護岸工事され、山は保水力がなくなりなり、水量は減り。結果、人と川の接点がなくなりかけているのが現在の状態のように思えます。
 流域の事を調べてみると、川を通り海に出た船は香川県の粟島で大きな船に荷物を積み替えて他の遠方の方に物を運んだり、そのまま関西方面向かったりしていたようです。
上流の土佐で切った上質の木材は主に大阪に運ばれていて、大阪のその拠点が今の地名「土佐堀」だったと言う話も聞いた事があります。

漕いでもでもいなかったのに、この6年ぐらいでいろいろ調べるうちにその関係の深さを感じるようになってきたのです。
そこに今回1週間漕いだ事でさらにいろんなヒントが見えてきたように思います。

海を知る事で川に繋がったり、川を知って海に繋がったりが面白いのかと考えています。
なので今後の課題は何より、歴史や文化や環境に対する事をもっと知ることになりそうです。アウトドアを通して仕事をしているのでこれは必須科目のようですな。


今回の使った主なギアとコメントも書いておくと。

フネ:パーセプション イクリプス 512cm これしか持っていないので。
パドル:WERNER カマノ230cm 今後ロングツーリングに長さ形いろいろ試してみたい。
テント:モンベル アルパインドーム2人用 ゴアのテントでコンパクト&風に強い
シュラフ:モンベル バロウバッグ ♯1 濡れる事もあるかと化繊のものを。
マット:サーマレスト 岩の上でも快適に爆睡できた。
ストーブ:MSR ウィスパーライト 定番。でもプレヒートなしで使えるのが欲しい。
タープ:テンマク ムササビウイング 一応持っていたけど使ったのは雨の時2回のみ。
アンダー類:すべてウールで着替1着分のみ。さすがに靴下は皮脂で気持ち悪かった。
ウエア類:下はコーカタットのソックス付きビブ。下半身は濡れる事なく快適。
     上もコーカタットのJK。どちらもゴアテックス。
フットウエア:チャコサンとムートンブーツ
携帯:スマホですが2日分の予備バッテリーのみ。1日1回電源を入れるだけ。
カメラ:普通のコンデジをペリカンボックスに、安物の防水カメラをPFDのポケットに。


それ以外はほぼ食料とドリンク類。主食は1日米4合を朝に炊いてレトルト食品でおかず。
昼食はテルモスにお湯を用意しておき、みそ汁とふりかけや漬け物など。生野菜や生卵12個も用意。夜は麺類とお米など。あとは行動食をたっぷり。結果、太りましたけどね。
参考までに。


最後に一緒に漕いだ方々、かかわっていた皆様、本当にありがとうございました。
そして海に水に感謝!
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2003年第一次瀬戸内カヤック横断隊からの記録を掲載しています。

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