FC2ブログ



→瀬戸内カヤック横断隊について←




←瀬戸内カヤック横断隊隊員の公開グループページはこちらのバナーから。

Entries

2015第十三次瀬戸内カヤック横断隊レポート 角田 浩太郎

2015第十三次瀬戸内カヤック横断隊レポート 角田 浩太郎

1日目リーダーをさせていただいた。
・岸に寄るという割に全然寄ってない
・風裏の取り方の曖昧さ
→結局効率よく進めるラインの取り方が自分の中で確立できていなかった
・目標の指示の出し方
→意図を隊として共有する、だらだらとした移動を避ける
・荷物がまだ多い(初参加より減ったけど、目安はIKEAバッグLの2袋分)
・ビバーク地の把握(周防大島・竜崎温泉裏)が自分で決断できなかった
→前の日に一人でルートを考えると言っても考えるポイントが分かっていないため、無駄に一人で思考していた
・余裕のないときに出る口の悪さ
・手漕ぎになるグダグダ
・前日の睡眠不足
→プレッシャーで一睡もできなかった、結果的に温泉のおかげで体力回復できたのはある
・海保への連絡
→手続き通りやれば問題なし、6日目7日目で荒天の際に小豆島側の海保から電話問い合わせがあった
・ログ
→工藤さんのサブを終盤に少しだけ
・焚き火、使いすぎ
天候が良く翌日の潮汐を見れば余裕がある状況でリーダーとして起用されたわけであって隊長の予想の範囲内だった。指名の有難さの反面悔しい。いろいろと学びの機会を逸した。
【近況】
今年に入って海側から山側へ引っ越したこともあり、日々通勤するときに通っていた海沿いの道を通る機会が減った。街中からDAIDUKのベースへと行く道であり、佐合島、刎島と馬島、奥に牛島、そして祝島を望む海域である。イワシは群れで飛び回り、ボラが跳ねる。一人で漕いでいるとだいたいスナメリが遊びに現れる。風がなければ池のように静かであり、逆にあるときは近隣でも特別に風が吹き上げて海面が白兎の大競争になるフィールドだ。
全く漕いでいないわけでないが、減ったのは事実だ。40分ほど走らせれば着くわけだが、その距離を言い訳にしたような感もある。実際山に囲まれた生活はそれはそれで興味深いものだが、自分が海と共に心を落ち着かせていたのを実感する。国外に行ったときもそうだった、湖とは違う波の音や匂い。
結局何のために自分はカヤックを漕いでいるのか?それを曖昧にしてなあなあでフォロワーになる自分しか想像できないため、レポートも書いては消してを繰り返し白紙の今に至る。自分の初参加のレポートを見ても何か実感が湧かない。こいつは何を長々と中身のないことを書いているのだろうと思ってしまう。
とモヤモヤしている最近、非常に胃から不快な液体が喉元まで湧き上がるような書類を手にした。
おおよそ見当がつくだろうが中国電力株式会社上関原子力発電所準備事務所が報道機関に流したものだ。和解案が示され、双方合意し、和解が成立した(そして埋め立て免許延長は県許可された)。以下の通り結ばれている。
----
当社としては、引き続き、地域の皆さまにご安心いただける上関原子力発電所の建設を目指すとともに、より多くの方からご理解をいただけるよう最大限努力してまいります。
---
これほど無意味な地域という概念。何かがズレてはいないだろうか。心ない印刷紙を握る拳に力が入ってしまう。自分がむかむかするだけでなく、誰かを冒涜されているような気がした。それは関係者のみならず、今の時代に生きていない人々の心、いや魂というべきか。それを無下にコンクリートで固めて視界から追いやっているように思える。怒りやコンプレックスから始まるモチベーションは好ましいものではないが、これにはふつふつと煮えてくる感情がある。裏で地域を2分しているシステムになめられてないか?
人生の目的とは自分を魂として昇華させることだとすれば、その魂が海風に乗って横断隊は始まった。内田前隊長から原隊長へ、そしてその他隊士へと伝わっているのだろう。横断隊の隊士だけでない、サポートしてくださる方、そして太古から海を生業にし、伝統航海に誇りを持っていった人々の魂が日本のインサイド・パッセージを巡っているはずである。5日目に見た打瀬が現世の存在理由を意味付けるのは瀬戸内に関わる者の一挙手一投足に違いない。瀬戸内に奉仕する鍛錬の一つこそ、横断隊だと自分は再解釈した。
横断隊、参加したいぞー!
スポンサーサイト
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://oudantai.blog98.fc2.com/tb.php/284-fa2081d7

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

Appendix

プロフィール

瀬戸内カヤック横断隊

Author:瀬戸内カヤック横断隊
2003年第一次瀬戸内カヤック横断隊からの記録を掲載しています。

検索フォーム

QRコード

QR