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2017第十五次瀬戸内カヤック横断隊レポート 三澤 昌樹


2017年 第十五次瀬戸内カヤック横断隊レポート 三澤 昌樹


私にとって5回目の瀬戸内カヤック横断隊。
これまで東から西へは3回中3回祝島でゴールを迎える事がでたが、西から東へはまだ目標地
でのゴールができてない。
今年こそはと臨んだ第十五次。
今回これまでと大きく異なる点が行動時間中の海図・地図、コンパス、時計、スマホの封印。
記憶と太陽の位置、風、波からの情報で進む方向を決めるのである。
ゴールへの難易度が高くなった。

前後しますが、まずはリーダーを務めた5日目から振り返ります。


 5日目 11月23日(木)

大三島の多々羅キャンプ場から。
前の晩リーダーを指名され潮と天気を見つつ考えたのは、岩城島と赤穂根島との間を抜け、
弓削島の北を通り横島方面へ進む最短ルート。
天気予報では北西風が吹き始めるのは弓削島から横島への海峡横断の後位か。
最終目的地は走島として朝を迎えた。

朝目覚めてみると、なんと既に北西の風が吹き始めている。
これでは弓削島から横島への海峡横断が厳しくなる事が予想される。
ブリーフィング直前に急遽、生口島・因島の北側を通るルートに変更。
幸いな事にこのルートの一部は十三次でリーダーを務めた際に通ったルートでもあり、
ある程度記憶があった。

まずは対岸の生口島へ渡る。
多々羅大橋の下は瀬になってる事を予想して少し北に外して渡ったが海峡中心部は思いの外
波が立っていた。
最後尾が気になったが、このメンバーなら行けると信じてそのまま進む。

そのあと暫く逆潮を漕ぎ上がるが、ポイントポイントでルームランナー状態となる。
その後の高根島・佐木島との水路は問題なく進めたが、小細島の西側で風と潮に捕まる。
横を見ると僅かづつには前進しているし、あと300m程で風裏に入れるそうなのだが、
短時間のうちに北西風の風波が強くなって来ているのが明らかであった。
ここまで連日長時間漕いで皆んな疲れてるだろうし、まだ全体の中間付近。
先も長いので無理してはいけないと判断。小細島の南側を抜けようと転進を指示。
しかし風と波の音にかき消されて私の声はおそらく皆には届いていない。
ろくな説明も無いままに引き返すと言っても戸惑った隊士もいたと思う。
ここで隊がばらけてしまった。
しかも反転を指示した場所が悪かった。
強風の中180度フネを反転させるのに苦労する隊士続出。
1艇は岸に寄せられてしまい、波打ち際で揺さぶられてしまいラダー破損を心配した。
一旦風上に漕ぎ上る誘導し、充分岸からの距離を取ってから反転を指示するべきであった。
こういう悪い状況の中で隊を一つに纏めて行動する難しさを思い知った。

布刈瀬戸は1時間程潮待ちして意外とあっさり通過。
本線航路を横断するのに左右の大型船には注意していたが、正面方向から来た台船を曳いた
タグボートには目が行ってなく後ろからの声で気付く。
リーダーは360度注視しなくてはいけない。

当初走島を目標にしていたが、実はこの辺りでもうこの風だと走島への海峡横断は難しいと
考えていた。
因島大橋をくぐるり向島南岸ルートも行けたとは思うし、この先への最短ルートではあるが、
安全面と尾道水道を見てみたいと云う好奇心で更に北上を決断。
岩子島と向島の水路を抜けて尾道水道へ。
意外と長い時間を過ごし費やしてしまったが満越瀬戸を含め初めて見る景色に自分は
テンションが高かった。

ここの辺りでそろそろ今日のキャンプ地を決めなければいけない時間帯。
自分の中では、この風では走島は諦め、阿伏兎観音界隈の浜でキャンプと思っていた。
その事を打ち明けず情報共有してもらう事を怠り、隊長をはじめ皆に心配をかけた事を反省。
適時相談すべきであった。

百島の東側の浜でキャンプ。漕行距離35.8km


 1日目 11月19日(日)

北西風12mオーバー。
目の前の海はウサギの運動会状態。
初日停滞は横断隊史上初らしい。


 2日目 11月20日(月)

田ノ浦までの横断。
北西風10m位の予報ではあったが、意外と漕げる海況。
せいぜい7m位だった気がする。
天気予報も良い方に外れスタート出来て嬉しい。

周防大島の小泊でキャンプ。漕行距離48.6km


 3日目 11月21日(火)

情島と津和地島の間の潮流下り。
沈脱レスキューをしたが排水も含め5分で完了。
初動での流れの中で要救助者の艇をつかむのに手間取る。
お互いに艇が回される潮の中、いい位置に付ける事に執着するよりもまずは艇を掴んでから
ポジションを修正する方が早いと感じた。反省点。

倉橋島の鹿老渡から上蒲刈島までの横断。
逆潮に捕まり進まない状況での20km横断。
半分くらいのところで対岸に着く頃は日没超えとなる事を覚悟。
だが、あと、4日で小豆島まで行くんだという気持ちがあるので全く苦にならず。
恋ヶ浜に上がったら超寒かった。

上蒲刈島の恋ヶ浜でキャンプ。漕行距離50.2km


 4日目 11月22日(水)

大三島の西、始めてスナメリを見てテンションが上がる。
そしてこれも初の鼻栗瀬戸越え。
転流の時間は事前に調べているが、時計を封印しているので現在の正確な時刻が分からない。
不安に思いながら進んでみると逆潮になりつつも意外とちょうどいい時間だった。

大三島の多々羅キャンプ場。漕行距離41.3km


 5日目 11月23日(木)

  上記


 6日目 11月24日(金)

この日も朝から西10mの予報。
起きてみると意外と穏やか。
妙に期待を持たせる海況。
でも走島までの横断途中から吹き始めた。
やはり今回は風に阻まれる。
残念ながらこれ以上進めず。
午後は好きな宇治島を正面に眺めて過ごす。

走島の唐船の浜でキャンプ。漕行距離19.8km


 7日目 11月25日(土)

リーダーからの金毘羅さんにお参りに向かう提案に驚く。
全く予想してない。
金毘羅さんがどこにあり、どの島伝いに進むとよいのか地形すら頭に無い。
終始リーダーに付いて行くだけとなった。

香川県多度津町、海岸寺の浜でゴール。漕行距離31.1km
初、金毘羅さん詣でで海上安全を祈り第十五次終了。


今回は朝ブリーフィングから野営地上陸まで、海図、コンパス、時計、スマホ、GPS封印の旅
であった。
方角と時間は太陽の位置とお腹の空き具合で大体の予想が付く。
でも海図もしくは地形図だけは見たと思いながら漕いでいた。
アウェイの自分には島の名前や岬を一つ一つ確認しながら漕ぐのも楽しみでもあるし、
海図から潮の流れを予想し、それを確認するのも勉強の一つと考える。
知らない地域に入った最終日はガイドツアーのお客さんのようなありさまだった。
他の隊士の皆さんはどうだっただろうか。

終始冬型の強い北西風に吹かれ、海況は悪く寒い日が続いた今次ではあったが、初めての事も
多く学びの多い回であった。
隊長をはじめ一緒に漕ぎきった隊士の皆さん 、応援、サポート、差し入れの数々、
ありがとうございました。感謝します。

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2003年第一次瀬戸内カヤック横断隊からの記録を掲載しています。

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